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1992年、カナダのオンタリオ州スーセントマリーで育った幼馴染みのGreig Nori(guitar, lead vocals)とBill Priddle(guitar, lead vocals)にハイスクールの同級生Rosie Martin(bass, backing vocals)、雑誌の広告で募集したMorris Palter(drums)が加わって、Treble Chargerの原形となるnc17結成。しかし結成直後に同名のカリフォルニアのバンドに脅迫されて仕方なく改名。名前の由来は特にないらしく、適当な単語を紙に書いて適当に組み合わせた結果Treble Chargerになったとか。
*実はnc17よりも前に、Greig・Bill・MorrisとTerry Lankstead(bass, backing vocals)で結成されたWarehouseというバンドが存在したので(2年以上続いていたらしい)そっちが事実上Treble Chargerの原形かもしれません。

1994年、1stアルバム"nc17"発売、バンド初のヒットでBillがリードボーカルの"Red"(オリジナルバージョン?)収録。バンドはカナダ中をツアー。1995年にはインディーズでは世界(?)初のエンハンストCD、"self=title"発売。当時のカナダのインディーズバンドやTreble Chargerの紹介を含めたCD-ROM仕様になっていて、その頃マルチメディア関係の会社で働いていたGreigが中心となって制作したそうです。

そして順調にメジャーレーベルRCAと契約し、1996年"self=title"再リリース。この間もツアーを続け、Radiohead、Silverchairなどのオープニングアクトを勤める。1997年1stメジャーアルバム"Maybe It's Me"発売。このアルバムのレコーディング中にMorrisが「音楽性の違い」から脱退(本人は不当に解雇されたと言っていたらしい‥)、オーディションの結果最年少のTrevor MacGregorが新ドラマーとして正式に加入。しかし"Maybe It's Me"は前ドラマーMorrisと臨時(?)で雇われたMike Levesqueのみの参加で、Trevorは関わっていない。GreigとSum 41のボーカルDeryck(当時16)の出会いはこの頃で、Greigはその後彼らの初EP"Half Hour of Power"をプロデュースし、マネージャーも勤めることに。

そして2000年、レーベルの意向によりLAで新譜制作中だった彼らは、突然メジャー契約を破棄される。当然このショックはかなり大きかったようで、Greigは音楽をやめようとまで思ったらしい。その後日本でも唯一リリースされた"Wide Awake Bored"発売、レーベルの予想に反してシングル"American Psycho"がヒット、カナダでは1か月足らずでゴールドディスク、間もなくプラチナも獲得。Our Lady Peace、Foo Fighters、A Perfect Circle、Eve 6、Deftones、Smashing Pumpkinsなどのバンドと共にSummersault 2000に出演。

その後2001年、ご存知Sum 41の大ヒットによりマネージャーGreigが激多忙に。2002年、通算5枚目のアルバム"Detox"発売。これまでよりかなりポップパンクよりになった今作でファン層が大きく変化。

そして二人のソングライター/ボーカリストの音楽性の違い(もしくは売り方も含めた音楽に対する考え方の違い)はさらに深まり、2003年9月、ついにオリジナルメンバーのBillが脱退。彼の脱退により多くのインディーズ時代からのファンが去った模様。彼の後任のギタリストはまだ決定していないが Kelly Osbourneのバックバンドのギタリスト、Devin Bronsonが有力らしい。

Billは現在自宅のスタジオでソロアルバム制作に取りかかっているようで、うまくいけば6、7月にはリリースされるかもしれません(という話でしたが11月現在まだです‥もしや2005年の6、7月?!)。先行き不透明なTreble Chargerは、Trevorいわく新しいアルバムに取りかかっているそうです。